■2021.2.1号 No389
指定通行区分違反
あらたな表示が都内で試行
 ATU東京組合員共済の2019年度給付は、指定通行区分違反がスピード違反に次ぐ59件となっています。指定通行区分違反は、直進や右左折などの方向別に車線が区分されている交差点で、これに従わず進行する違反となっており、普通車の反則は、2点の6000円。スピードや駐車違反と比べても低く、日々の注意不足となっているようです。しかし、都内における人身事故が最も多く発生している場所は、交差点内や交差点付近となっていることから、注意喚起が重要です。
 今号では、あらたな表示が都内で試行されたことから複雑化され、さらなる注意が必要な判断のしにくい表示について紹介します。交差点手前は、黄色線の場合と進行方向を標識で区分されている時は車線を変更してはならないことに加え、2021年1月16日から、都内の交差点に見慣れない「黄色の破線」のペイントが登場しました。
 場所は台東区の入谷交差点で、国道4号南行きの交差点手前にペイントされています。ここでは交差点の60m手前から車線境界線が「進路変更禁止」を示す黄色の実線になりますが、そのさらに30m手前から、白の破線の境界線を挟み込む形で、より細かな黄色の破線が設けられました。このペイントの意味は、「この先、車線変更禁止になりますよ」ということを示しています。なお、乗り上げても問題ないそうです。
 デザインはもう1種類、入谷交差点とともに「進路変更禁止の注意喚起表示」の試行が実施されているのは、港区の西麻布交差点付近です。外苑西通り南行きの交差点手前、車線変更禁止となる区間の手前に設けられています。矢羽根型は西麻布交差点で、ドット型は入谷交差点で試行中。警察庁は、2か所での試行を3月13日まで行い、効果を検証しながら全国への導入を検討する構えです。
 このように複雑でわかりづらい表示が追加されると、さらなる注意が必要となり乗務員にとって負担が増します。実際に同場所を運転するドライバーの声を警察庁に届けるためにも、組合員に紹介するとともに注意を喚起して下さい。
【東京地連道交法対策委員会】