■2020.10.15号 No384
事実でない供述はしない
道交法の学習を深める
 道交法5つの観点に「@安全運転を貫く自覚をもつこと。C不当な取り締まりや行政処分については、断固たたかうこと。D学習を深め、個々のたたかいの総括をし、教訓をひき出すこと」があります。今号は、学習不足での失敗事例を紹介します。
 Z交通のAさんは、荒玉水道道路変則6差路桜上水交番交差点で黄信号で進入し、横断歩道を渡ろうとした通学生徒に致傷させました。救護後に警察の現場検証を実施し、成城警察署で取り調べが行われました。
 供述調書作成は、学生の被害者への謝罪の気持ちをかき立てられ、警察官の言うとおりの文書ができあがりました。供述調書の最後に事故を防ぐには、信号無視をしたこととの表現が入り、Aさんはサインしてしまいました。その後に謝罪の気持ちを被害者にお見舞いし、被害者から「仕事を頑張ってくれることが一番嬉しい」との手紙が自宅に郵送されてきました。
 Aさんは、組合にも相談せず進め、検察庁に呼び出され調書を取られ、警察から上がってきた現場検証は作文され、Aさんにとって不利な証拠となっており「交番の警察官は、立哨もしていないのに安全のため立哨しているにかかわらず、信号無視で漠然と交差点に進入した」と書かれていました。Aさんは、事実と全く違うと主張しましたが検察官は、不服があればもう一度警察署に差し戻すと言ったにも、再出頭することを嫌い、またもやサインして帰宅してしまいました。
 一ヵ月して、検察から届いた起訴状と略式命令書に罰金40万円と書いてあり、初めて組合に相談しました。組合の法対部は、事故があった直後に相談して対応していれば「@事実でないことを供述はしない。A事故を防ぐ具体例を聞かれても不利なことは言わない。わかりませんと言う。B日頃より道交法の学習を深める」ことが重要だったと説明しました。
 Aさんは、免停と罰金40万円を支払い、生活が元に戻るまで一年を要し、「今後、自分の生活と免許を守るために法対部員になって道交法闘争を頑張る」と立候補。現在は道対部長として活躍しています。
【西部ハイタク共闘会議・道対部】