■2020.4.15号 No377
「運転免許証」をいかに確保するか
安心・安全な運行をこころがけて
 R交通のM乗務員は昨年4月1日午後11時頃、新宿区新宿の西新宿交差点から東京都庁方向に進行するため交差点を右折したところ、横断歩道上に歩行者を発見しましたが、ブレーキが間に合わず、人身重症事故となってしまいました。
 M乗務員は直ちに警察・救急車を呼び、被害者を病院へと搬送しましたが、左足大腿骨骨折と胸部打撲という診断でした。事故当時は雨天で深夜という状況はあるものの、この事故は真に避けられなかったのか、という無念さは残ります。
 M乗務員の運転履歴は、軽微違反者講習を受講後、加点6点が消滅、前歴もなくなったにもかかわらず、1年未満の間に違反点数の累計が16点になってしまいました。
 その間に免許停止処分も受けていたわけですから、何か改善や工夫がないか、運転操作に問題はないのか、当該単組の法規対策部と本人で話し合いを行うなかで、改善方法が何かないのかを探りました。
 そして今年3月、東京都公安委員会より意見聴取の呼び出しがありました。職場の仲間から募った嘆願書を携え補佐人同行で臨みましたが、結果は「免許証取消・欠格1年」でした。
 また、P自動車交通のJ乗務員は昨年3月2日深夜1時頃、郊外へのお客様を送り届けて東京に戻る首都高速道路上にて、ピカッとフラッシュが光ったのを視認しました。本人は「オービスによる取り締まりか。もう1回乗せたいとあせったのが失敗だった」と観念しましたが、後の祭りです。
 オービスを光らせると確実に免許停止処分となります。オービスが光る超過速度は、一般道だと30km/h以上、高速道路で40km/h以上とされているためで、違反点数は6点以上、6点で赤キップとなると、30〜90日の免停が待ち構えています。
 後日、東京都公安委員会より意見聴取の呼び出しがあり、聴聞会に組合法対部部員とともに臨み、結果は「免許停止90日を60日に短縮」でした。
 2件の例で、聴聞会の結果に差があるものの重要なことは、私たちは命の次に大事な「運転免許証」をいかに確保するかです。
【東京地連・道交法対策委員会】