■2020.3.1号 No374
免許取消事案を免許停止180日へ減免
聴聞会に同行し成果
 A交通労働組合のS乗務員は、昨年4月11日午前1時26分頃、東京都中野区弥生町3丁目26番地の方南通りを杉並から新宿方面に空車で進行中、東大付属前交差点の信号が赤色を表示しているのを看過したまま、時速40qで進行。左方道路から青信号で進行してきた普通自動二輪車と衝突し、相手運転手に全治6週間を要する鼻骨骨折等の傷害を与える事故を起こしてしまいました。
 S乗務員はすぐに組合に相談。組合は本人の入社後の事故・違反状況を調査、分析し本人を交えて職場の組合役員や仲間と話し合いを重ね、「職業運転手として厳しい状況にある」として「真摯に反省して怪我をされた相手方に誠意を示さなければならない」と厳しく叱責し、反省を求めました。
 本人は関東近県から上京して家族を残して単身で会社の寮に入り仕送りをしています。まじめで仲間の人望も厚く好感をもたれています。
 入社後5年間は無事故・無違反でしたが、2017年12月に指定場所不停止で2点、同月通行禁止違反で2点、2018年6月指定横断等禁止違反で1点、そして今回の過失運転致傷11点が加算され、累積点数が16点で免許取り消し対象となり、公安委員会から「意見の聴取通知書」が届くこととなりました。
 今年1月31日、警視庁本館で運転免許取り消し事案者を対象にした意見の聴取(聴聞会)が行われ、本人と本部・支部役員2人が同行し、聴聞会には本部役員が補佐人として就きました。
 聴聞会には、職場の仲間から集めた嘆願書791筆を営業所所長と労働組合からの上申書とともに提出しました。
 その結果として「免許取り消し事案が免許停止180日」に減免されました。
 本人は「みなさんのご協力があったからこそ、減免され、免許証が守れました。本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを表していました。
 私たちの仕事は公共交通機関として「安心・安全・快適な輸送」が第一です。軽微な違反だからと思わず、「違反・事故は絶対にしない」という運転を常々心掛け、安心・安全な運行に努めましょう。
【東京地連・道交法対策委員会】