■2019.12.15号 No372
信号機のない横断歩道の基本は「止まれ」
横断歩道等における歩行者等の優先
 【道交法第38条】(横断歩道等における歩行者等の優先)横断歩道等によりその進路の前方を横断し、又は横断しようとする歩行者等があるときは、当該横断歩道等の直前で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければならない―という交通ルールを『横断歩道を渡っている人がいたら、車は止まらなければいけない』と勘違いしている人が意外と多いようです。
 中には、渡るかどうかわからないから、止まらなかったという人がいたり、渡ろうとしている歩行者に対して、クラクションを鳴らして、渡るのを阻害する車もあるようです。
 信号機のない横断歩道上の交通事故では、学校で正しい知識を得た小学生が、交通ルールを勘違いしている車にはねられる事故が起きています。
 これは信号機が青なら、左右から来る車が交差点で止まるのが当たり前だと思っている感覚で、車両を認識しながらも渡りだすようです。
 ただし、子供たちには制動距離などといった感覚がないので、ドライバーには「突然、車の前に飛び出した」という心象になるようです。
 しかし、横断歩道の前で「きょろきょろ」しているのは、子供の横断歩道を渡ろうとしている合図であり、当然車は、横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいる場合には、その進路を譲らなければいけません。
 また、横断歩道で待っている歩行者に進路を譲り、停止した車両を見て、横断歩道を渡り出した歩行者がいました。
 ところが、その停止した車両の意図に気づかず、こんな止め方して迷惑だと考えながら、停止した車を追い越そうとした車がいました。
 当然、追い抜いた直後に停止していた車の陰から、横断歩道を横断中の歩行者が現れる訳で、追い越しをかけた車は、歩行者をあやうく、はねそうになる事故がありました。
 信号機のない横断歩道は、基本的に『止まれ』です。
「横断歩道上に、明らかに誰もいない場合のみ、車は進行して良い」というのが交通ルールです。
 私たちはプロドライバーとして、安心・安全運行をこころがけましょう。
【東京地連・道交法対策委員会】