■2019.8.1号 No365
空車時、交差点内と追突事故に注意
安心・安全運行を第一に
 自動車運送事業に係る交通事故対策検討会報告書(平成30年度)―事業用自動車(バス・タクシー・トラック)の交通事故統計が、国土交通省自動車局から公表されました。
 平成29年(2017年)中に全国で発生した、交通事故全体の件数は472165件で、うち事業用自動車は32654件でした。なお「事業用自動車総合安全プラン2020」において、2020年までに人身事故件数を23100件以下とする削減目標が示されています。
 また、交通事故全体における、死者(発生から24時間以内に死亡)数は3694人で、うち事業用自動車は352人で、前記プラン2020同様に、死者数を235人以下とする削減目標が示されています。
 走行距離あたりの事故件数では、タクシーが突出して多くなっています。近年では減少傾向にありましたが、2017年度は微増しました。
 行動類型別事故では、等速直進時が26・8%で死亡事故も71・8%と多く、次いで発進時が16・8%、右折時が15・5%となっています。事故は相手が他車である場合が8割弱を占め、そのうち、追突と出合い頭の衝突が半分以上となっています。
 死亡事故でみると、人との事故が7割以上で、そのうち、路上横臥の事故が半分を占めています。
 法令違反別の事故では安全不確認が39・1%、次いでわき見運転が10・3%、交差点安全進行が9・2%となっており、死亡事故原因は漫然運転が30・8%が最も多く、次いで安全不確認23・1%、わき見運転17・9%です。タクシー事故発生では、空車時が75・6%と高く、実車時は単独事故が多く発生しています。
 タクシー事故を類型別にみると、交差点内での出会い頭事故が17・8%、等速直進での追突事故が10・2%、死亡事故は第一通行帯での対人車両事故が30・8%です。
 タクシーの事故は、@実車よりも空車時。A追突事故が第一通行帯で。B交差点内では出合い頭の事故がより多く発生しています。これらのことを念頭において安心・安全運行に注力していきましょう。
【東京地連・道交法対策委員会】