■2019.3.1号 No356
タクシー関与事故横ばい
学習会に参加し免許証を守ろう
 今年2月に警視庁から「タクシー関与事故の特徴」が発表されました。それによると2012年に、発生件数6943件、死者数が7件だったものが、2018年には、発生件数4321件、死者数が6件となっています。
死者数は2016年に12件と一時的に増えましたが近年は増減を繰り返し、横ばいを続けています。また、発生件数においては、一般と同様に毎年減少の傾向にありましたが、一昨年にはじめて上昇に転じました。昨年は減少したものの、このまま増減を繰り返して横ばいが続く可能性も出ています。
 一般車の交通事故と死者数が毎年減少傾向にあるのに対し、タクシーの交通事故件数や死者数が横ばい状態であるため、関東運輸局は「タクシー事故防止対策検討会」の設置や事業用自動車の事故削減にむけ、「平成30年度関東地域事業用自動車安全対策会議」を開催しています。
 実際、昨年に都内で交通事故で死亡に至った事案でタクシーが関与したもののうち、路上横臥者轢過事案2件と交差点での一時不停止と駐車場出口一時不停止での前方不注意が4件あり、速度超過1件と睡眠不足に起因すると思われる事故も1件あります。
 検討会では、運転者に対するタクシー事故防止に効果が期待できる取組事例として、@ドライブレコーダー映像の分析や学習会での危険予測運転能力の向上。A技能講習の受講などの運転操作の技術向上。B無事故継続カレンダーなどで運転者の事故防止意識の醸成。Cハイビーム活用やトワイライト・オンの徹底などの路上横臥事故対策。D血圧管理や脳MRIの実施、体調不良申告などの健康起因事故対策。E降車して後方状況確認の励行などの後退時事故対策。F利用者へのシートベルト着用促進―を紹介しています。
 東京地連では、実例にもとづく寸劇や法律の学習を行う「全都道交法学習会」や自動車安全運転センターなどでの技能講習を実施し、さらに各ブロックにおいても、弁護士や教習所の教師などを講師に迎え、学習会を実施しています。こうした学習会に参加し、事故・違反をなくし、運転免許証を守りましょう。
【東京地連・道交法対策委員会】